ナチュログ管理画面 淡水釣り 淡水釣り 関東 アウトドア&フィッシングナチュラムアウトドア用品お買い得情報

挑め!ルアーで渓流ヤマメ!in栃木

栃木渓流釣りブログ。渓流釣りを始めて2シーズン目に突入。 いまだルアーでヤマメが釣れません!難しい!

プロの塗装師がコルクグリップの補修をやってみた。

   

最近中古で購入しましたパームスのロッド、
コルクグリップの目抜けが気になるので
補修してみました。

参考にする場合は自己責任でお願いします。

私ですが職種がプロの塗装師です。
先ず、今回パテを使用するにあたって
予め理解して頂きたいのが、
パテはこのようなコルクの
小さな隙間に入れても隙間面積が極小すぎて
パテが密着しません。
コルクとパテの硬度が全く違うのも問題。
恐らくペーパー研ぎで隙間に入ったパテは
取れてしまうかな~
本来はパテ密着箇所を切削して、
広げてからパテを塗るのが正解です。
しかしグリップを切削する訳にもいかないので、
現状態で作業してみます。

あまり良い結果は出ないかも!?

さあ!これが目抜け下コルクです。

プロの塗装師がコルクグリップの補修をやってみた。

プロの塗装師がコルクグリップの補修をやってみた。

手順を簡単に過剰書きしますと
①グリップを中性洗剤で洗う
(食器を洗う洗剤で十分)
②必要箇所のマスキング
③木工パテで埋める
④ペーパーで研いで仕上げ

ざっくり感じです。

必要なマテリアルはこれです。
プロの塗装師がコルクグリップの補修をやってみた。

・溶剤タイプの木工パテ(500円程度)
(セメダイン木工パテ、色はラワン)
・マスキングテープ(100均)
・バンダナタイプのハンカチ(100均)


パテは水溶性タイプ(専用品)と溶剤タイプが
あります。

専用品はジャストエースってやつ。

専用品はちょっと値段がお高いのと、
私は塗装師なので溶剤タイプを選びます。
(シンナーで薄められるタイプ)

でもシンナーは使わないです。
使わない変わりに溶剤タイプは難易度が
若干高めです。
その理由は後々に・・・

◆ここから作業開始です◆

①グリップを中性洗剤で洗って
十分に乾燥させます。

これは家庭用食器洗い洗剤で
洗うだけで十分です。
コルクの染み込んだ汚れなんてものは
結局削るしかないので、あの手この手は無駄です。


②必要箇所にマスキングをする

これはそんなに難しくないです。
テープを引っ張りながら要所は丁寧に
あとは雑でも問題無し。
単純にコルク部以外を隠せばいいのです。

プロの塗装師がコルクグリップの補修をやってみた。

マスキング処理が完成しました。
プロの塗装師がコルクグリップの補修をやってみた。
次はいよいよ最難関のパテ埋めです。

③木工パテで埋める工程です。

アルミホイルでも何でもいいので、
その上に適量の木工パテを抽出します。

プロの塗装師がコルクグリップの補修をやってみた。

ハンカチで人差し指を包みます。
そして指にパテを付けてグリップに擦り込む。
プロの塗装師がコルクグリップの補修をやってみた。

この工程が難義である理由は
この溶剤タイプの木工パテが硬いことにあります。
工作用紙粘土と同等の硬度と質感になります。

そう硬いからコルクに練りこむのが難しい。

想像してみてください。
紙粘土をコルクの目抜け箇所に入れる事を・・・
パサパサですよ。難義です 汗
それが溶剤タイプのデメリット。

水溶性タイプは水で薄めて柔らかくすることが
出来ます。
伸びも良く目抜けを埋めるのも容易です。
誰にでも扱えると思います。
しかし釣りをしている間に溶けてしまうでしょう。
水ですからね~。これですと耐久性は望めない。

溶剤タイプは薄める場合は基本的に
ラッカーシンナーを使います。
水場にも強く耐久性も申し分ありません。
しかしラッカーシンナーは強すぎる溶剤です。
コルクが変色変形してしまうでしょう。

どちらにも一長一短がある!

今回はシンナーを使わず硬い状態の
溶剤タイプのパテを使いますよ。

じゃあ溶剤タイプの木工パテは
どうやって使うの!?


硬い状態のパテを指で
無理矢理練りこむんです 爆
シンナーが使えないんじゃ仕方ない
プロの塗装師がコルクグリップの補修をやってみた。

無理矢理練りこんで乾燥後に
綺麗に仕上げればいいんです。
プロの塗装師がコルクグリップの補修をやってみた。

木工パテを練りこんだら乾燥させます。

私が使用したものは速乾性なので
2時間程度で乾いてました。
いや~速乾性は使いづらいですね。
塗っているそばから乾いていくんですよ。

では乾燥が完了しましたら

④余分なパテをペーパーやすり
240番で研ぐ

もちろん水を掛けながらです。
水を掛けながら研がないと
ペーパーが目詰まりして使えなくなります。

プロの塗装師がコルクグリップの補修をやってみた。

ペーパ240番ぐらいの目が良いでしょう。
これ以上目が粗いもので研ぐと隙間に入れた
パテも一緒に持っていかれます。

240番である程度研いで、
その後、400番で細かく研ぎます。

プロの塗装師がコルクグリップの補修をやってみた。

最後に1000~1200番で綺麗に仕上げます。

最後マスキングを外し
水洗いで完了です。

これが完成品になります。
プロの塗装師がコルクグリップの補修をやってみた。

プロの塗装師がコルクグリップの補修をやってみた。

大き目の穴は埋まりました。
細かい穴は厳しいですね。

今回は作業より、ブログ記事を
作る方が遥かに時間が掛りました。

作業自体は乾燥時間を除いて
30分程度です。

次はコルク専用品の水溶性パテ(ジャストエース)
を試してみたいと思います。

こっちはもっと簡単だと思いますよ~



ご清覧ありがとうございます。
<ポチっとして頂けるとありがたいです。>
にほんブログ村 釣りブログ 渓流釣りへ
このブログの人気記事
Amazon激安ミノーセット購入50mm 3.5gシンキング(中華ミノー)
Amazon激安ミノーセット購入50mm 3.5gシンキング(中華ミノー)

2021/9/5 おじか・きぬ漁協管轄釣行
2021/9/5 おじか・きぬ漁協管轄釣行

渓流釣りビギナーによる情報収集
渓流釣りビギナーによる情報収集

同じカテゴリー(その他)の記事画像
今シーズン終了します。【悲報】
コルク補修後の経過観察
リュウキ38S フックが絡む
魚絞め用ハサミ(関の刃物)
ヤシオマスの切り身焼き
コルクグリップの補修をやってみた。【ジャストエース】
同じカテゴリー(その他)の記事
 今シーズン終了します。【悲報】 (2021-10-31 20:44)
 コルク補修後の経過観察 (2021-10-18 20:26)
 リュウキ38S フックが絡む (2021-10-17 18:07)
 魚絞め用ハサミ(関の刃物) (2021-10-14 05:46)
 ヤシオマスの切り身焼き (2021-10-12 06:58)
 コルクグリップの補修をやってみた。【ジャストエース】 (2021-10-11 06:05)



この記事へのコメント
さすがプロですね☀️
近くの人
2021年10月03日 17:34
>近くの人さん
今回は木工パテが全然伸びなくて
大変でしたよ。
本当はプロだけにシンナーで
柔らかくしたかったな~

iks(イクサ)iks(イクサ)
2021年10月03日 18:42
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。


削除
プロの塗装師がコルクグリップの補修をやってみた。
    コメント(2)